Case File ５ 第３の合体
殺し屋・マッドブラストが街で暴れていた。ユウリは、今回の敵が自分の家族を殺した犯人だと気づく．．
［脚本：小林靖子］
お早うございます。
おう、相変わらず早いな、シオン。
違う違う。こいつ、一年に１回ぐらいしか寝なくていいんだってさ。
うそっ。さすが宇宙人。
ハバード星人！
ユウリは？
仕事です。
おお、初仕事か。
はい。臨時で掃除やってくれないかって。
掃除って、あいつの仕事は探偵だろ。
誰か（竜也）が欲出して、看板に「その他」なんて入れたからなあ。
いや、だって、仕事５種類だけじゃ生活できないって。
（一人でビルの掃除をしてるユウリ）
ユウリ！
みんな、どうしたの？
手伝いに来たに決まってるだろ。
ムリそうなら声かけろよ。お前って一人で動くタイプな。
？（…）
（変な間）
ああ、そうね。じゃあ、お願い。
なあ、可愛げねえと思わねえ？
ユウリか？
「お願い、手伝って。」とか「手伝いに来てくれてうれしい！」とかほしいね、俺としては。
世の中の女が全部お前好みなわけないだろ。
！アヤセ、けんか売ってんならはっきり言ってくれ。いつでも買うからよ。
まあまあまあまあ。
（走り回って転ぶ。）
ちょっと！ ほんとに手伝う気で来てくれたの！？
（ユウリは、今回の敵が自分の家族を殺した相手だと気づき、復讐しようとする。だが、タイムレンジャーには犯人を逮捕する以上の権限はない。自分を抑えきれず苦しむユウリ．．）
私のことは気にしないで‥。大丈夫。（部屋へこもる。）
…なにが大丈夫だよ。一人で抱えこんじまって。
クセになってんだろ。ずっと一人だったから。
…でも、一人じゃ抱えきれない時だってあるよ。
僕たちじゃ、頼りになりませんかね…。
（戦いを終えて。一人だけ少し離れたところにユウリ。）
結局、一人で気持ちの決着つけてたわけか。
強えよなー。もしかして、俺たち、いる意味ない？
さあな。
…ビルの掃除、もう一日頼まれたの。手伝ってもらえる？
もちろん。
なんだよ、早く言えよ。なあ。
あ、ああ。
（ぎこちなく） ありがと、…心配してくれて。
（思わず笑みをこぼす。）
ユウリさん、がんばりましょうね。
Case
File ５
2000.Mar.12.
Ｑ： ５人のうち、家族が殺された過去を持つのは誰でしょう？