Case File ３０ 届け炎の叫び
直人を訪ねた竜也は、Ｖコマンダーを渡すよう説得するが、シティガーディアンズは逆にユウリたち４人を迎え入れようとする．． レッド対ファイヤー、宿命のライバル対決！
山形ユキオのド迫力挿入歌に乗って、ブイレックスロボ誕生！ キメ技のセリフと歌のシンクロ具合も見事！（笑） ブイレックスによるビルの破壊シーンは圧巻！ 前話とともに、佛田洋監督、入魂！
［脚本：小林靖子］
タイムファイヤーか．．
でも、タックは何も知らないんですよね。ブイレックスの実験と同じように．．
タック：
ああ、なぜだか全くデータがない。
時間保護局には聞いてみたのか？ リュウヤ隊長様にはよ。
タック：
保護局は例によって、必要な情報を一方的に伝えてくるだけだ。こっちからの質問には答えない。
そんなことだろうと思ったぜ。でも、お前（竜也）にソックリなんだよな、そのムカツク隊長．．
もしかして、タイムファイヤーのデータも、ブイレックスの実験データも、故意に削除されてるのかもな。俺たちが時間移動する前に．．
とにかく、当面の問題はブイレックスよ。そろそろ休眠状態から覚めるわ。
俺、直人ともう一度話してみる。
（トゥモローリサーチに浅見渡が訪れる．．）
あの、何か？ 竜也君なら、今ちょっと…。
浅見渡：
いや、竜也は関係ない。責任者と話をしたい。リーダーは？
まあ、俺っすかねえ。
（ユウリに小声で）そうだったんですか？
誰でもいいわよ。
ドモンさんで大丈夫ですかね。
浅見渡：
単刀直入に言う。君たち４人を、シティガーディアンズに迎え入れたい。
（独白）そうだ、あの時も直人は俺に立ちはだかった。優勝すれば、好きな進路を選べる‥、親父と賭けをした俺は、優勝を目前にして浮ついていた。そして俺は、親父の決めた大学に行った。‥どんなに振り払っても取れない、「浅見」のレッテル貼って…。
直人：
（独白）そうだ、あの優勝で俺は大学推薦のキップを手に入れた。‥だが、すぐに分かった。俺みたいに何の後ろ盾もないヤツは、結局一流の奴らの取り巻きにしかなれない。どんなにあがいても道は途切れる．． お前に、いつもレールからはじかれるヤツの気持ちが分かるか、浅見！
直人：
俺は、必ずブイレックスを手に入れる。力を手に入れるためにな。
力‥？
みんな…。
竜也さん。
竜也。
直人：
フン。聞くまでもないって感じだな。
ええ、せっかくのお誘いだけど、断らせてもらったわ。
でかい組織ってのには、コリゴリしててな。
みんな‥！
リュウヤ隊長：
動いている、確かに‥。
タック：
ブイレックスは、完全に滝沢直人の声を記憶してしまったな。
でも、時間保護局からは何も言ってこないんでしょ。
タック：
そうなんだ。取り返せとも、何とも。
いいんでしょうかね、これで…。
（独白） 直人、それがお前の欲しがってた“力”なのか‥？
（戦いを終えて）
ブイレックス、どこに帰っちゃったんですかねえ。
お前、のんきだなあ。
…あのさあ、ほんとにシティガーディアンズ、断ってよかったのか？ 俺に遠慮してない？ 向こうなら、ロンダーズだけに専念できるよ。トゥモローリサーチぐらい、俺一人で十分だからさ。
ばかやろう。お前一人に任せたら、心配でやってらんねえよ。
俺は、今の仕事が気に入ってるんだ。やめる気はない。
トゥモローリサーチは、竜也だけのものじゃないでしょ。
‥そっか。そうだよな（笑）。
そうですよ。タイムレンジャーは、この５人なんですから。それに、リーダーも決まりましたし。
エッヘン。 （Ｖサイン）
えー、マジで？
なんだよ、文句あんのか？
ないヤツいるか。
タック：
大いに異議がある。
タック！
Case File 30
2000.Aug.28.
Ｑ： 自称リーダーが誕生しました。誰でしょう？