Case File ２８ 再会の時
リラたちを攻撃した謎の一団の正体は、浅見グループの新事業、シティガーディアンズであった。その一員には、竜也のかつてのライバル・滝沢直人の姿があった。正体を父と直人に知られてしまうタイムレッド／竜也．．
６人目、滝沢直人登場！ そして、ブイレックスも！ 物語、またも波乱含みに急展開！
［脚本：小林靖子］
直人：
久しぶりだな、浅見。
直人、…お前、何で…？
誰なんだ、あの、アヤセに輪をかけてスカした奴は？
お友達ですか？
ああ、大学の時のな。
とにかく、警察じゃないことは確かだな。
ええ、どこの所属かしら。
で、何者？
滝沢直人。大学で同じ空手部だったんだ。直人は空手の推薦入学だけあって、かなり強くてさ。選手権でも期待されてたんだ。けど、２年の夏に急に大学やめて…。
それで？
その後は、連絡も取れなかったんだけど、…まさか親父の関係会社に入ってるなんて…。バカげてるよ。お金で契約して人を助けるなんてさ。
別にそれは悪くないだろ。どういう安全を選ぶかは個人の自由だからな。選択の幅が広がったってことだ。
インターシティ警察も、大元は企業団体よ。
でも！
タック：
気になるとしたら、例の装甲車・ライメイから続く一つの流れだ。これが、歴史にどう影響するのか、あるいはしないのか。
そんなのは！ …時間保護局が考えんだろ。俺はもう考えねえからな。やることやるだけだ。
タック：
それはそうなんだが。もう一つ気になることがある。時空パルスの異常発生を発見したんだ。
えっ、また時空が乱れてるってことですか？…
浅見渡：
竜也、…まさか、お前がタイムレンジャー！
浅見渡：
妄想だ。そうでなければ、お前が道を見失ってるだけだ。
…。ちがう。道はないし、だからこそ明日は変わる。変えられるはずだ…。
後悔なんかしない。少なくとも、俺は今この瞬間を自分の意志で生きてる。昔よりずっと、確実に…。
タック：
何かが来る…！
僕、３０世紀のニュースで見たことがあります。時間移動実験に失敗して、行方不明になったって。
確か、ブイレックス！
Case File 28
2000.Aug.27.
Ｑ： タイムレンジャーであることが父親に知られてしまったのは誰でしょう？