当時もう、さすがにそのようなスタイルの下宿屋は時代遅れとなっており、その下宿屋も実際には空き部屋が多かった。私以外で入居してるのは２部屋だけ。隣の部屋に理学部の院生と、少し離れた部屋に女子学生が弟と住んでるという大家の話であった。 　院生の方は大学内で寝泊りすることが多いらしく、滅多に会うことはなかった。たまに会うと元気良く言葉をかけてくれる人だった。 　弟と一緒に住んでいる（？）という女子学生にもなかなか顔を合わせるチャンスに恵まれず、ずっと正体不明であった。一度だけ自転車に乗って帰ってきたところとバッタリ遭遇したことがあった。「こんにちは」と相手は言った。なかなか美人だなと思った(笑）。 　その女子学生はいつの間にか引越していなくなってしまった。 　　　　　　　　　　　　　　　ＶＯＬ．５　　がんばれ宗一郎の巻 　乱ちゃんは（部屋の中に道具はあるけど）トレーニングをしなくなってきた。だんだん太ってきてるんじゃねえの？と読者は皆、うすうす気づいてた（笑）。 さやかのひな祭りの巻 　友達の家へひな祭りに招かれたさやかは、ひな人形を壊してしまう。一方、目高学園では予餞会の出し物が検討されている。 ※左京の母の仕事は、ビルの清掃のパート。 　「文化祭で劇が好評だったから」って、あのフラッシュダンスのことかい！？　 友情の巻 　いよいよ東大の二次試験。宗一郎は緊張気味。目高学園にも東大を受験する秀才コンビがいた。 ※宗一郎「一枚の問題用紙が人の人生を左右するなんておかしいな…。」 　頭の上に花を咲かせる乱ちゃん。この手法もこの作者が初めてではないかもしれないけど、真似する漫画家が続出したような気がする。 ロックばるうんは南無阿弥陀仏の巻 　アマチュアバンド・スコーピオンのリーダー・狂四郎と知り合った乱子とひろみ。彼はお寺の息子であった。 ※乱ちゃん「上品な宗一郎なんか嫌いだあ!!」 　作者は“狂四郎”という名前が好きなのであろうか？？ がんばれ宗一郎の巻 　ついに東大の合格発表。宗一郎の運命は？ ※ここでもし合格していたらこの漫画はもっと早く終了していたであろうと断言できる。 　乱ちゃんのトレーニング姿は久しぶり。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 渡辺さん家のお客様の巻 　乱子の同級生・渡辺の家は動物病院。乱子は一日だけ動物を預かることになった。 ※渡辺さんはこの後も何回か登場する。 　駄菓子屋の爺さん再登場！ 　今回以降、ラストで時々「おあとがよろしいようで」と締めるようになる。 右近現わるの巻（前編） 　目高学園の新入生・司馬右近は剣の達人。彼は乱子に一目惚れする。 　一方、左京は雲龍高校との試合を控えていた。 ※主将は「龍雲高校」と呼んでいるが、校札も「雲龍学園高校」となっており、“雲龍”が正解のよう。 　乱ちゃん「八頭身でお風呂入るなんて久しぶり。」それ禁句。 右近現わるの巻（後編） 　乱子と左京に恋人同士であることを告げられ、身を引く右近。 　一方、雲龍高校拳法部の連中は乱子を拉致する。 ※乱ちゃん「左京くんが私のこと恋人だってはっきり言ってくれた時、ものすごくうれしかった。」 　ＶＯＬ．４収録の「堕ちた天使の巻」ほどシリアスではなく、この前後編は何度でも楽しく読み返せる。好きです。 　個人的には、この回辺りが人気のピークだったような気もする。 キャプテン斎藤くんの巻 　宗一郎は高校時代の友人・斎藤と出会う。二人とも高校時代、サッカーの選手であった。斎藤のチームはメンバーが足りないので、乱子と宗一郎は明日の試合に助太刀することとなった。 ※スポーツ万能の乱ちゃん。サッカーも得意。 　　　　　　　　　　　　　 三裏先生いらっしゃいの巻 　乱子たちは進級して２年生になった。２年３組の担任になった三裏先生は、乱子に朝の号令係を任命する。 ※第１話で７時に目覚ましをセットしていた乱ちゃんも、毎日８時４５分まで寝てるようになってしまった。家から学校までは１５分。学校の始業は８時５０分…。 　今回に限ったわけじゃないけど、現在となっては意味不明となってしまったギャグも多いなあ。。 　そういえば、１年生のときの担任は大森先生だったんだっけ。今にして思えば良い先生だった。。

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