私 は、大学の合格発表を見たその足で、自分で勝手に下宿先を決めた。親には事後報告だった。 　「下宿」というか、いわゆる「間借り」であった。大学近くの古い家で、おそらく昔から学生相手に副業として行っていたのであろう。平屋建てで間借り人達のための小さな玄関があり、そこから廊下がまっすぐ伸びて、両脇に６畳間、４畳半、３畳間の部屋が合わせて８つほどある長屋であった。廊下の行き止まりに扉があり、その奥に大家一家が住んでいた。大家はダンナも奥さんもいい人であった。 　私は玄関に一番近い北側の4畳半を選んだ。家賃は5000円であった。北向きなのでいつも暗かった。 　　　　　　　　　　　　　　　ＶＯＬ．３　　赤い糸の伝説の巻 　“いい話”“泣ける話”も描ける漫画家なのだと認知されていった。絵も少しずつ洗練されていった(？)。 飛んだカップルだもんねの巻 　乱子は左京の家へ遊びに行く途中、エントツに登って降りられなくなっている子供を助けようとする。 ※出番がないので脈絡無く顔を出す乱ちゃんのお父さんとお母さん。乱ちゃんに言われなければ読者も気づかないのに…。 激戦！ クラス対抗徒競争の巻 　第１０回目高学園体育祭・女子徒競走のクラス代表に乱子が選ばれる。 ※「徒競争」ではなく「徒競走」が正しいが、タイトルは意図的か…？ 　表紙で作者が説明してるとおり制服が冬服に衣替え。 　新装版では封印されている華歩ルイ子初登場の回。 　岡崎さん再登場！岡崎さんの名前は「のぞみ」。 宗一郎マル秘暗記術の巻 　１０月の中旬。進英予備校第５回共通模試で宗一郎がトップに立つ。 　一方、目高学園では文化祭が開かれる。乱子は劇の主役を演じることとなるが…。 ※秋なので学校行事シリーズ。乱ちゃんへ宗一郎「人気者はつらいね。体育祭の次には文化祭でひっぱりだされちゃって。」 　宗一郎は前回からセンベイを食べている。今回のオチの伏線。 　宗一郎は実は秀才であることが描かれている。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 赤い糸の伝説の巻 　拳法部のマネージャーは左京に好意を抱いているが…。 　主将の男気。 ※カバー折の作者コメントにあるとおり、作者自身のフェイバリット。後にもっと良作があるので個人的にはそれほど好きでない。 　マネージャーは名前すら示されていない。 　宗一郎「このごろの乱ちゃん、まるで左京の女房気取りだね。」 　ひろみが乱ちゃんに言うセリフ「宗一郎さんにもふられたし」って、ＶＯＬ．１の「愛臭デート」のことだろうか？読者はもう忘れてるぞ。 ＨＥＹ！ ＬＩＮＤＡの巻 　乱子のクラスにアメリカ人リンダ・マーガレットが転校してきた。 ※リンダ・マーガレットは準レギュラー化してもよかったと思うが、以降、１回しか登場しない。 　左京は乱ちゃんが怪力の持ち主であることをまだ知らない(！？)。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 変態電撃大作戦の巻 　乱子は誰かに入浴を覗かれていることに気づく。 　（↑なんだか書いててバカバカしくなってきた） ※「宗一郎さんはそんな人じゃないわよ」と信じるひろみ。何をもってそんなことが言い切れるのか！ ひろみのバースデーパーティーの巻 　ひろみの１６歳の誕生会が開かれる。乱子はプレゼントを買うお金がない。 ※リアルに「うーん、全財産１７０円か」と言う乱ちゃん。お金なさすぎ。 　真行寺家が上流階級であることが判明。 　ひろみとさやかが接するのはこの誕生会が初めてか？？ 子どもたちをせめないでの巻 　乱子は町の広場で子供達と草野球をしていたところ、大人のチームに割り込まれる。広場の使用権を賭け、翌日試合をすることとなった。 ※スポーツ万能の乱ちゃん。野球も得意。 　　　　　　　　　　　　　　　　 左京くんはエスパーだよの巻 　左京は超能力に関心を持つ。 ※乱ちゃん「宗一郎も最近は勉強に熱が入って遊びに来なくなったし。」

ＶＯＬ．４へ