Case File ４６ 未来との断絶
２００１年になり、ドルネロたちは大消滅から逃れるため、２１世紀からの脱出の準備を進めていた。その頃、滝沢直人は、浅見渡の恩を裏切り、シティガーディアンズの全権を手中にする。一方、リュウヤ隊長は、タックを通じ、ユウリたちを３０世紀へ帰還させようとするが、…。
［脚本：小林靖子］
（シオンにより修理されたタック）
ほんとに元に戻ったのか？ １＋１は？
タック：
３。
おい！
タック：
冗談だ。
元通りみたいだな。
小生意気だけど、やっぱお前がいないと作業も進まないよ。
タック：
作業？
２００１年の大消滅についてだ。
本当にそんなことが起きるのかどうか、調べないとね。
タック：
ああ。でも、大消滅に関するデータは持ってない。やはり、リュウヤ隊長が僕のデータを細工してたとしか思えない。僕にはムリだ．．
でも、やってみないと分からないし。
これも歴史通りなのかな。
違うとすれば、隊長が動くはずよ。大消滅に関係してる可能性もあるし…。
あのさ…。
？
もしもだけど、この時代がヤバくなったらさ、ちゃんと脱出しろよ。
え。竜也‥。
なにも、俺たちのこの時代と運命共にすることないよ。
バカなこと言わないでよ。
いつかは‥。いつかは帰るんだし．．
怒るよ。
え。
一人で…、一人で勝手に決めないでよ！
…（笑）。
なによ。
それ、いつも俺がユウリに言うセリフ。
竜也、ユウリ：
…（笑）。
竜也、この花言葉、知ってる？
え？
「希望。思えば叶う未来」。
ほんと？
うそ。
は？
その気になったでしょ。
竜也、ユウリ：
（笑う。）
もしも、‥もしもよ。そんなことになったら、一緒に…。ちょっと、‥不安かな．．
俺も不安さ。…
僕だって！ …僕だって、自信なんかない！
リュウヤ隊長：
緊急システムの使用は、今後一切認めない。これ以上、その時代への干渉は不要だ。すでに歴史は修正されている…。
（戦いを終えて）
よし。タックの無事を祝って、おとそで乾杯。
お前、いつまで正月気分なんだ？
やらないの？
やる！ さかづき！
威張らないでよ。
何でもいい。俺は‥
メシが食えればそれで‥。そう言うと思って、お粥作りました。
あ、今日は七草粥か。
気がきくな。
俺はメシと名がつきゃ何でも食う。よこせ。…
Case
File 46
2001.Jan.07.
Ｑ： 七草粥を作ったのは誰でしょう？